初心者fxを含む外貨取引
為替レート
日本では、1971年まではドルに関して固定相場制という金融制度を採用していました。固定相場制というのは、国が強制的に外貨の交換比率を決める制度のことです。この年まで、1ドルは360円でした。今から考えると、とんでもない円安の感覚です。外国人にとって、軽い気持ちで渡す1ドルのチップは、日本人にとってはちょっとして謝礼のような感覚だったのです。
この固定相場制に対するのが変動相場制です。変動相場制とは、文字どおり、日々変化する相場に合わせて交換比率を決定していく金融制度です。日本は、1971年以来、この変動相場制を採用しています。この切り換えは、世界経済についていくために決断したものです。日本経済が世界に打って出たということです。変動相場制を採用したことで、為替レートが変動し、FXの取引も成立するというわけです。
為替レートはつねに変化していますが、レートの決定は売り手と買い手の需給バランスによってもたらされます。円がほしいという人が多いと、円買いが進んでドルが売られるため、ドルの価値が下がって安くなってしまいます。外国為替市場もまた、この外貨の売り買いがあるために成立するものです。
為替レートが決定される要因は、受給のバランスといわれるだけで、決定的なものはないとも言われています。さまざまな理論が展開されてはいますが、いろんな要素が入り混じり合って作用しているため、なかなか法則を見出すのは難しいのです。まさに生き物の行動と同じように予測不可能な部分があります。その中で、有力な説として、購買力平価説というものがあります。これは、為替レートは自国の通貨と外国の通貨の購買力の比率によって決定されるというものです。