初心者fxを含む外貨取引

インターバンク市場と対顧客市場

外国為替市場には、インターバンク市場と対顧客市場という二つの市場があります。インターバンク市場では、銀行など金融機関が取引を行っています。したがって、一つひとつの取引が規模の大きな市場となっています。この市場には、個人が参入することはできません。そして、この市場での為替レートが、為替の基本的な価値となります。つまり卸値となるわけです。

一方、対顧客市場では、個人投資家や貿易業者などが銀行と外国為替の取引を行っています。いわば小売の世界です。対顧客市場では、日本の場合だと午前10時に銀行によって卸値がつけられ、外貨が個人や業者に対して売りに出されていきます。このとき、ドルの場合、1ドルにつき1円が銀行の利益として上乗せされて為替レートが決められます。無条件に1円はチップとして銀行にあげなければならないのです。

ところで、対顧客市場での取引は、TTSとTTBと呼ばれるレートで行われています。TTSとはTeleglaphic Transfer Selling rate の略で、対顧客電信売相場と訳されています。個人が日本の円を外貨に替えるときのレートのことです。また、TTBというのはTeleglaphic Transfer Buying rate の略で、対顧客電信買相場と訳されています。こちらは、外貨を日本円に替えるときのレートのことです。

外国為替の取引は、株取引とは異なって、相対取引で行われます。売り手と買い手がお互いに条件を提示しあって取引を成立させるのです。そのため、取引業者や為替レートによってそれぞれ取引内容は異なってきます。取引業者の選択から取引内容の決定まで、すべて取引をする人の判断に任せられてくるのです。この辺りが、FX取引のだいご味へとつながっていくわけです。